こんにちは!京都伏見の納屋町商店街にあります小林呉服店です。
今回はお持ちの振袖成人式に着たい、着せたいという方々へのアドバイスをいたします。
お持ちの振袖といっても様々です。お母様が成人式にお召しになった振袖やご親戚の方の振袖、またはお知り合いのもの、そして最近増えてきたのが「メルカリ」や「ヤフオク」でお買い求めになった振袖、そしてネットレンタルなどで借りたものなど色々なパターンが増えてきました。
【前撮り写真や当日のお支度が予約出来ない!?】
上記の振袖を成人式に着たい、着せたいというお客様のいちばんの悩みは、前撮り写真時のヘアメイク・着付の予約となんといっても成人式当日のヘアメイク・着付の予約ですね。
実は近年、着付け師の大幅な減少による人手不足で成人式に着付けができる美容室が減ってきているほか、大手呉服店との提携などで成人式当日のお支度の予約が取りづらくなってきています。
また多くの呉服店は、成人式のお支度と前撮り写真は振袖とセットになっているプランがほとんどで、いくらお願いしても成人式当日のお支度だけの予約は受け付けてもらえません。
小林呉服店も成人式のお支度だけのご相談はお受けしておりませんが、お持ち込みプランとして、前撮り+ヘアメイクプラス着付け、成人式当日のヘアメイク+着付けというセットプランをご用意しておりますのでぜひご検討ください。
【お持ち込み振袖は寸法に注意!】
ママ振りやその他お持込の振袖は、寸法に注意が必要です。きものはある程度の寸法の違いがあっても着用できる利点はありますが、身長と裄(手の長さ)の関係やバストとヒップの関係などで着付け上がりの美しさに支障が出る場合があります。
例えばお母様とお嬢様が同じような身長であっても、お嬢様の裄寸法、いわゆる手の長さがかなり違うというケースが最近は多々みられます。きものは極端に裄寸法が短いとバランスと見た目が悪く、美しい着姿にならない恐れがあります。
そのために小林呉服店では、お持込の振袖の寸法とお嬢様の実寸法を細かく図り、多少の差があったとしても、どうすれば綺麗な着姿になるかを、お客様と入念にご相談やアドバイスをしながらご提案をいたします。
また仕立て直しができるのがきものの良いところではありますが、寸法を出す(伸ばす)場合に限っては、縫込みの内側に入っている部分と表に出ている部分の色が経年変化によって変わってしまい、縫い目が線のように出てしまう場合があります。もちろん、染色補正という技術を使うことで修正することはできますが、かなりのお値段になってしまいます。
あまりにひどい場合を除き、小林呉服店ではお客様のご予算を考慮しつつベストな方法をご提案させていただきます。
その他まだまだ注意点はございますが、長くなりすぎるので、また次回に続きをお話しいたします。
振袖のお誂え、レンタル、そしてママ振やお持込のご相談は、きものと成人式のプロフェッショナルが揃った小林呉服店にお気軽にご相談ください!